本日は自分のDTMにとって欠かせない機材編その1ということで、ボーカルパートを担当している。Yamaha VOCALOID 「MEIKO」についてだ。これは簡単に言えば音声合成ソフトである。スタンダードMIDIファイルで作った単音メロディーをソフトに読み込ませ、一音一音にフリガナをふっていくといった感覚で入力していく。パラメーターとしていろいろ細かい設定ができるが、やりすぎるとタダでさえロボットなのにより人間からかけ離れていくのでやり過ぎは禁物だ。収納されている声は本物の人間の声を全音程全発音で録音したものをベータベース化したものだ。で、声の主であるが、この人だ。
拝郷メイコ : http://www.haigoumeiko.com/index.html
なぜこのようなソフトをボーカルパートで使っているかといえば、自分は唄がヘタだからだ。昔はうまいと思っていた頃もあったし、20年ちょっと前は3ピースのバンドでベース/ボーカルを担当していたこともあったのだが、録音環境が良くなればなるほど、そのヘタさを実感してきて、どんどん自分の唄が嫌いになり遂に唄うことはもうやめたわけである。以前は率先して唄いまくっていたカラオケにいっても絶対唄わないような人間になってしまった。そして唄わないという行為は、唄う能力を大きく退化させるようで、最近、こっそり嫁さんと二人だけでカラオケに行ってみたのだが、以前はオハコにしていた曲でも、声が全然出なくなって、唄えなくなっているし、音程も正確に追えなくなっていた。しかもすぐに咳き込むのである。もう終わりだ。人生の終焉のように感じた。悲しかった。しかし作曲における歌心みたいなものはどんどん増してきているような気がするのだ。唄うことに対する憧れが増してきているように思う。で第2の理由は表現力のある楽器(自分の場合はギター、吹ければSAX等)よりも歌詞が乗せれるという理由でメロディーに色をつけやすい、ことがあげられる。
で、 「MEIKO」に話は戻る。去年の暮れぐらいに発売されたソフトであり、価格も2万円とおもちゃみたいな値段だ。このソフトは全曲で使っているわけで自分にとっては最高に安い買い物と言えるわけだ。で、買った当初、使い方を学ぶために既存曲のコピーを作ったり、既存カラオケにのせて唄わせてみたりした。比較が簡単なので 「MEIKO」の性能を知るには良いサンプルだと思う。既存曲なので昔UPしてすぐに消した経緯のあるファイルだが、あくまでも「MEIKO」の使用例や性能を紹介ということで音源をアップする。
****JASRAC様 上の楽曲はソフトウエア「MEIKO」の使用例や性能を紹介するためのものであり、貴社管理著作権物の再配布を目的とするものではありません。請求書の前に削除依頼ください。*****
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全編カラオケ
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唄入りのオリジナルからボーカルパートを切り離して、そこに自分の耳コピ演奏をインサート ←複雑怪奇なことをやっている
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英語版の「LOLA」「LEON」の使用曲。全編耳コピ。
Vocaloidは6月10日にバージョンが1.1になったようだ。案内もなにもこないので知らなかった。クリプトンからは新製品案内メールはよく来るが肝心の無料バージョンアップの案内とかは来ないわけだ。かなりな機能アップのようで楽しみである。唄い方スタイルが選べるのがよさげ。でも、それよりも英語のデータベースを 「MEIKO」で使えるようにして欲しいわけだ。最後になるが 「MEIKO」の一番の不満点。
「MEIKO」は英語は唄えない。よって英語まじりの日本語の曲はNGだ。例えば ”君にI Love You”というフレーズがある。 「MEIKO」では ki-mi-ni-a-i-ra-bu-yu-u と9音使う、しかし英語版の「LOLA」「LEON」なら key-me-knee-i-love-youの6音だ。作るメロディーは普通は6音で構成されているだろう。最初の key-me-kneeは英語にはki-mi-niなんて言葉がないので同じ発音の単語を探してきて代入するのである。しかし問題は I Love Youの部分だ。ヴの音は使えないがLoveは2つに分けられるだろう。しかしIとYouは分けられるだろうか?アと発音しながらイで終わるのが I である。無理矢理に2音にわけることはできないのである。 「MEIKO」「LOLA」を切り替えながらこのようなことを無理矢理やった曲がある。あまり良い出来でない。
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早期定年退職後の